コロナ禍の営業自粛明けにビックリしたのが、港南台高島屋のさよならセールが始まったことです。
2020年8月に閉店する予定だと発表されたのが、昨年10月。当時はまだピンと来ていませんでしたが、緊急事態宣言が解除され、営業再開したタイミングで、「閉店まであと○日」とカウントダウンが始まったので、なかなかのインパクトがありました。
港南台の象徴が歴史に幕
昭和が残る高島屋の屋上
そんな港南台高島屋の特色の1つと言えるのが、昭和のデパートの屋上を彷彿とさせる「わんぱくランド」です。
子供用のアスレチック、ミニSL、ゴーカート、お金を入れて動く各種遊具があり、さながらミニ遊園地。
昭和なら数多くあったデパートの屋上ミニ遊園地も、今では絶滅危惧種となっているので個人的には港南台高島屋の最大のオススメスポットでした。
※夏場は日影がないので熱中症への注意が必要です。
閉店カウントダウン企画がスタート
そして閉店まで残り1か月を切った今、港南台高島屋では、様々な企画がスタートしています。
いくつか紹介していきましょう。
●港南台タカシマヤの思い出募集
■1階 自由通路側ウィンドウ
長年ご愛顧いただいたお客様から港南台タカシマヤの思い出やメッセージを募集いたします。
いただいたお客様のメッセージは、ボードにひとつひとつ掲示させていただき、多くの声が届けば届くほど、港南台タカシマヤを彩るひまわりが満開に近づいていきます。
※メッセージは専用の用紙をお持ち帰りいただきご自宅にてご記入のうえ、備え付けの応募箱に入れてください。
※メッセージは一部ホームページにも掲載させていただきます。募集期間：8月7日（金）まで
掲出期間：8月16日（日）まで
●記念撮影＠港南台タカシマヤ
■8月16日（日）まで
■1階 正面玄関
開店当時の懐かしい写真と共に、港南区の花である「ひまわり」をモチーフにしたフォトスポットを設置しました。港南台髙島屋での思い出として記念に･･･
●港南台タカシマヤオリジナルソング「またね、いつの日か」by【N.U.】
横浜を中心に活動している、フォークデュオのN.U.が港南台タカシマヤの閉店に合わせて作った「またね、いつの日か」の曲が、店内放送にて毎時30分に流れます。
N.U.のお二人には、これまで度々港南台タカシマヤの正面玄関にてミニライブをしていただき、店を盛り上げていただきました。
メンバーは庭瀬幸一郎さん、宇田晋也さんのお二人。
歌詞には、従業員からお客様への感謝のメッセージも込められております。
これから閉店まで1か月近くあるので、さらなるイベントもあるかと思います。港南台に高島屋があることをしっかり心に記憶に止めていきたいところです。
これからどうなる港南台？
最後に港南台高島屋の歴史を紐解くと、オープンしたのは、1983年。横浜南部の高級住宅地として1970年代から1980年代にかけて急速に発展した港南台において、根岸線の港南台駅ができ、港南台バーズ（高島屋が入る商業施設）ができ、横浜横須賀道路の港南台ICができていく中で、1983年に南部病院（済生会横浜南部病院）と港南台高島屋ができたことは、今の町のイメージが形作られる転換点だったと言っても過言ではありません。
そんな街を象徴する高島屋が撤退したあとについては、現段階では発表されていません。
ちなみに港南台高島屋の立ち位置としては、複合商業施設・港南台バーズの中に出店するテナントの1つ。ですので、建物自体がいきなり無くなるということはありません。
ただ、新たなテナントの予告などはまだないので、今後の予定は未定のようです。ただ、高島屋の中にテナントとして2フロアに入っているニトリはどうなるのか？契約先を高島屋から港南台バーズにかえて存続されるのか気になるところです。
港南台バーズ自体は、オープンから46年、2010年には全館リニューアルしているので、高島屋の撤退後、仕切り直しのリニューアルを行うのか、それとも現状維持を選ぶのかは未知数です。元々、港南台エリアの人口減少でマーケットが縮小気味の上、アフターコロナの日本の経済状況もあるので、しばらくは大きな動きはないかもしれませんね。
街が活気づくような施設ができるといいなぁと思っています。
●店舗概要
港南台高島屋
営業時間：午前10時～午後7時30分
※地階レストランは、午前10時30分～午後9時。(オーダーストップ：午後8時30分）
所在地：〒234-8501
横浜市港南区港南台3丁目1番3号
TEL(045) 833-2211
アクセス：JR「港南台駅」より徒歩1分
https://www.takashimaya.co.jp/sp/konandai/
