今から約2年前に東京・高島平の名店『あぺたいと』の支店が戸塚にできたことをご存知ですか?
なぜこんな聞き方をするかと言えば、戸塚と言っても、駅から離れた住宅街の一画にひっそりとあり、知らない方もまだたくさんいそうだからです。
今回は、そんな知る人ぞ知る焼きそばの名店を紹介しましょう。
焼きと麺、ソースを極めた一品
「たかが焼きそば」とは言わせない専門店の味
両面やきそば専門店『あぺたいと』横浜戸塚店がオープンしたのは、2018年2月。今から約2年前のことです。
『あぺたいと』は、東京・板橋区の高島平に本店がある焼きそば専門店で、現在は都内を中心に8店舗あります。
大分県日田市の焼きそばにインスパイアされたものが独自の進化を遂げたのが、『あぺたいと』の焼きそばです。麺は加水率が少なめの固い麺を使い、焼く前に麺を茹でて、それを熱々の鉄板で表面がキツネ色になるまで焼き、オリジナルのソースで炒めます。焼き目のカリっとした食感と、内側のもっちりとした食感のハーモニーが特徴です。
横浜戸塚店に関しては、JR戸塚駅東口から徒歩15分、横浜市営地下鉄舞岡駅から徒歩10分という、有名店にしては少々アクセスが悪い場所にあります。
私もはじめてこのお店を見つけた時には、あの『あぺたいと』がこんな場所にできたの?と驚いたものです。それくらい飲食店が少ないエリアでした。最初は、たまたま屋号が同じインディーズ店かと思ったくらいです。
さて、焼きそばというと、お祭りの出店や海の家などでよく見かける手軽で身近な料理という印象を持ちますが、『あぺたいと』は専門店。焼きそばの専門店という時点で、尖ったコンセプトですが、“両面焼きそば”という、さらに尖った特徴をもっています。
ちなみに両面焼きそばとは、熱々の鉄板で麺の外側がキツネ色になるまで焼き目をつけて、それを両面で行うことに由来しています。この工程により、食べた時のカリっとした食感とモチっとした食感のハーモニーが生まれるそうです。
今回、我が家はお持ち帰りで焼きそばの「大」(税込1,100円)を注文。初めて食べる名店の味は、めちゃくちゃおいしかった~。それに「大」は、かなりのボリュームで、コスパも良かったです。
焼きとソースと麺にこだわると、ここまでおいしくなるんだなぁ…。あの“焼き”は、業務用の鉄板と技術があるからこそで、家では再現できない味だと実感し、専門店が存在している意義を理解しました。
なお、横浜戸塚店の店長・マルちゃんさんからは、「お持ち帰りだと少し食感が変わるので、次はお店でできたてを試してください」と言われており、持ち帰りでもあれだけの美味しさだったので再訪決定です。生たまごのトッピングも試したかったりもします。。
ビールに合うソース焼きそば
焼きそば単体として十二分においしかったわけですが、実は『あぺたいと』の焼きそばは、ビールに合うということでも知られています。
実際、お店にはビールが売られていて、焼きそばと餃子を肴に一杯やるなんてことも可能です。
●主なメニュー
両面やきそば 小 700円
両面やきそば 中 900円
両面やきそば 大 1,100円
生たまごトッピング +50円
餃子セット 小 1,120円
餃子セット 中 1,320円
餃子セット 大 1,520円
※両面焼きそば、餃子5個、ライスのセット
ビール(アサヒ 中瓶) 500円
缶チューハイ 300円
全13席のこじんまりとしたお店になっており、はじめていくと、店主のマルちゃんさんが、気さくに『あぺたいと』の焼きそばについて説明してくれます。
注文が入ってから、麺を茹で、焼きに入るので、想像よりも提供時間はかかりますが、丁寧に作ってくれているんだなと思うと、幸福な待ち時間となります。何より、その手間ひまと焼き具合を考えると、家では再現しきれないので、また通いたくなりました。
●店舗詳細
『あぺたいと』横浜戸塚店
所在地:神奈川県横浜市戸塚区舞岡町1090-5
営業時間:
昼の部 11:00~15:00 (L.O.14:30)
夜の部 17:00~21:00 (L.O.20:30)
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定休日:水曜日
http://www.apetaito.com/totsuka.html