下永谷から上永谷にかけての環状2号線沿いは、10店舗近いラーメン屋さんがひしめいています。ラーメン好きの間では、“ラーメン街道”なんて言われていたりもします。
今回紹介するのは、そんなラーメン街道で異彩を放つ町中華・藤山屋をご紹介。
圧倒的なメニュー数と安さが魅力
居酒屋不毛地帯の“飲める”中華屋
なぜ異彩を放っているかというと、ラーメン街道に軒を連ねているのは、基本的にラーメン専門店ばかり。その中で、定食や一品料理までカバーする藤山屋は、町中華色がひときわ強いのです。
言うなれば、K-1(立ち技格闘技)の試合に総合格闘技の選手が参戦しているような構図。しかも立ち技(ラーメン)もいけるくちなので、より一層、毛色が違うお店として際立っています。
また、環2家、本牧家と家系ラーメン店が並んでいる先に藤山屋があり、「家系じゃないんかい!」と思わずツッコミをいれたくなる場所にあるのもポイントといえます。
いざ入店すると、昼でもちょっと薄暗く、年季が入った店内の雰囲気に初入店だと気圧されますが、1度食べたらそれがこの店の味わいの1つだと気づきます。
メニューは、麺類を基本に、どんぶりやご飯物、定食や一品料理など、町中華らしいラインナップ。驚くべきはその値段で、オーソドックスなしょうゆラーメンは何と380円!古き良き昭和の町中華的な値段設定なのです。
●主な麺類のラインナップ
・ラーメン 380円
・塩ラーメン 480円
・みそラーメン 550円
・サンマーマン 550円
・タンメン 550円
・チャーシューメン 650円
ラーメン1杯700~800円が相場になっているこのご時世で、破格の安さです。
それなら量が少ないのかと思いきや、むしろ盛りがいいのです。なんと良心的なお店でしょうか。
さらに提供までの時間もやたらと早く、ちゃんとおいしくて、実に好感度が高いお店です。
子供連れでいけば、さらっと子供用の食器類を出してくれるのも素敵でした。
ちなみに居酒屋的に使うこともできるお店で、中華系の一品料理や、ネギチャーシューみたいなラーメン屋的なおつまみなど、おつまみが充実。ビール、生ビール、各種サワーや酎ハイと酒類も最低限揃っています。
●主な一品料理とお酒メニュー
・ギョーザ 250円
・からあげ 380円
・揚げワンタン 400円
・四川麻婆豆腐 380円
・油淋鶏 480円
・青椒肉絲 600円
・ネギチャーシュー 250円
・メンマチャーシュー盛り 250円
・メンマ味玉盛り250円
・枝豆 250円
・ビール 500円
・生ビール 500円
・ウーロンハイ 350円
・緑茶ハイ 350円
・梅ハイ 350円
・レモンサワー 350円
昼はランチ客でにぎわい、夜は食事客と晩酌客でにぎわう、庶民的で使い勝手がいい良店、それが藤山屋だといえます。
まだ行ったことがない人はぜひ一度、お試しください。ディープな下永谷を体験できます。
●店舗詳細
藤山屋
神奈川県横浜市港南区上永谷4-19-7
定休日:無休
営業時間:11:00~翌5:00
※食べログ調べ
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140307/14032209/