JR根岸駅にほど近い場所にある横浜プールセンターは、横浜育ちなら子供の頃から馴染みのある夏の娯楽スポットです。
マンモスプール(略してマンプー)の愛称でも知られる横浜プールセンターが今年もオープンしたので早速紹介していきましょう。
海水浴場の代わりに生まれたプール
子供と行きたい!昭和レトロな横浜の名物スポット
そもそもこのプールが生まれた背景には、磯子~本牧周辺の海水浴場が、戦前から戦後にかけて埋め立てられたことがあります。それを受けて、海水浴場の代替えとして1965年7月に誕生したのがこの横浜プールセンターです。
ちなみに現在は老朽化により、営業休止中の本牧市民プールが1969年にできているので、このマンプーはより古い市民プールとなります。2019年の時点で約55年の歴史を持つだけに、古さは否めませんが、逆に今では珍しい昭和の娯楽施設の空気感を残した貴重な場所といえるでしょう。
入場料は大人800円、子供200円(3歳~中学生以下)で、1度入れば、終日遊ぶことができます。プールは、水深が異なる2つの円形の流れるプールをメインに、子供用のプールと子供用ウォータースライダー(実質的には滑り台)があり、子供に楽しんでもらうことを主眼に置いた構成。
売店も充実!名物はドーナツとアメリカンドッグ
そんな横浜プールセンターの名物が、売店で販売されているオリジナルのドーナツ(2個入り150円)とアメリカンドッグ(1本200円)です。値段も良心的ですが、味も手作りの素朴さがあり、揚げたてを食べるともうヤミツキです。アメリカンドッグの生地は、ドーナツと同じものを使っているのかほのかに甘みがあり、プール遊びで消耗したからだとこころを癒してくれます。
売店では、他にも、かき氷、カレーやラーメン、焼きそば、ケバブ、ポテトや唐揚げも売られていて、海の家的な雰囲気もあります。
ちなみに子供たちはすごく気に入る場所ではありますが、日陰が少ないのでレジャーシートやテントの持参がオススメです。特に地面がアツアツなので、レジャーシートは可能ならキャンプマットのようなものがあった方がベストです。数少ない日陰を狙うなら、朝イチから並ぶ必要がありそうです。
特別料金のコインパーキングにご注意
ちなみに根岸駅から徒歩10分で行ける好立地ではありますが、前述したようにテントやレジャーシートをもって行く場合はやはりクルマで行きたいところ。プールに併設された駐車場は、1日700円となりますが、オープンの9時を過ぎて行く場合は、並ぶこと必至です。ただ、お昼を境に帰る人たちもいるので、そのタイミングを狙って12時~13時くらいに行くのもありかもしれません。
また、周辺のコインパーキングは、プール併設の駐車場よりも割高かつ、歩く距離も増えますが、並びたくない場合は、利用するのもありです。実際、子供と奥さんを先にプール近くでおろして、お父さんが少し離れた駐車場に停めにいくパターンはよく見ます。
ただ、近隣のコインパークの中には、最大料金800円と書かれているものの、7月、8月の週末やお盆期間は最大料金の適用がされない特別料金の場所があります。15分100円なので、滞在時間によっては思わぬ高額料金になることもあるのでご注意ください。逆に特別料金がないコインパーキングでは、最大1,200円設定と割高だったりもします。
利便性と割安さを選ぶならプール併設の駐車場で、駐車場の待ち時間を短縮したいならコインパーキングを利用するといった選び方になるかと思います。
横浜で子育てするなら1度は連れていきたい場所
そんな横浜プールセンターですが、施設が古く、使いにくさもありますが、1960年代から浜っ子の夏の思い出を作ってきた場所だけに、子供たちの記憶に残してあげたいなという思いもあります。本牧市民プールのように老朽化から営業休止なんて事態もないとはいえません。2019年のマンプーでの思い出を今年もたくさん作りたいと思います。
ちなみに話題に出た本牧市民プールは、横浜市によると「施設の老朽化が著しいことから再整備の検討を行うこととしています。今後は、速やかに再整備に向けた検討を進めます」としていますが、よく読めば何も決まっていないに等しいので、どうなるのか見守って行きたいと思います。
●施設詳細
横浜プールセンター(愛称:マンモスプール/マンプー)
横浜市磯子区原町14-1
営業時間:9:00~17:00(入場・券売は16:00まで)
入場料:大人800円/子供200円(3歳以上~中学生以下)
駐車料金:1回 700円(営業時間内)
※100台収容アクセス:JR根岸線「根岸駅」下車徒歩8分/桜木町駅から市営バス「プールセンター前」下車徒歩1分http://www.yspc.or.jp/sp/yokohama_p_ysa/