まだまだ熱いこの季節、子供がいるご家庭で発生しがちなのが「どこに連れていくか問題」。
野外だと熱中症が怖いし、室内ならパンをモチーフにした某国民的キャラクターのミュージアムは楽しいけどお高いし、なかなか悩ましいものがあります。
今回ご紹介するのは、楽しく、安く、そして混雑していない室内にあるキッズ向けお出かけスポット「あーすぷらざ」です。
かつてはスーパー戦隊の秘密基地！
1日遊べる穴場スポット
JR本郷台駅にある「あーすぷらざ」は、正式名称「神奈川県立地球市民かながわプラザ」といいます。神奈川県、地球、市民の単語が並ぶと、若干の混乱を伴いますが、県立の施設です。
宇宙船をイメージして設計された個性的な外観は、まるでスーパー戦隊の基地のよう。実際、『轟轟戦隊ボウケンジャー』（ノーサイドゲームに出ている高橋光臣さんがレッドで出演）では基地として登場します。
ボウケンジャーが10年以上前の作品のため、今の子供たちは知る由もないですが、その近未来な外観は子供心を引き付けるものがあります。
そのあーすぷらざの5Fにあるのが「こどもファンタジー展示室」をはじめとする子供向けの常設展示室の数々です。
こここそが今回オススメする穴場のお出かけスポットとなります。
遊んで学び体験できる！
5Fにある「こどもファンタジー展示室」「こどもの国際理解展示室」「国際平和展示室」の3つの常設展示室は、有料となり、観覧料は大人400円、高校生200円、小・中学生100円という料金設定。観覧料は3つの展示室共通なので、なかなかリーズナブルです。
中でも「こどもファンタジー展示室」は、アスレチック的な要素と学び的な要素がありオススメ。いつも未就学児を中心とした親子連れ賑わっています。
エアクッションの上で跳び跳ねて遊べる「巨人の国」は、とりわけアトラクション感があるので人気です。
他にも、迷路のような暗闇のトンネル、ネットで作られたジャングルジム、ボルダリング風の壁など、小学校低学年くらいまでが楽しく遊べる遊具がいっぱいあります。
民族衣装でファッションショー
「こどもファンタジー展示室」が男の子向けの赴きが強いですが、どちらかというと「こどもの国際理解展示室」は女の子向けの赴き。
世界各国の伝統的な住居の展示があったり、民族楽器あったり、極めつけは、子供向けの各国の民族衣装を着れる点。
民族衣装体験コーナーでは、小学生の女の子たちが即席のファッションショー&撮影会を楽しんでいました。
我が家の5歳と2歳の娘たちも楽しそうにしていたので、女の子がいるご家庭にオススメです。子供たちのかわいい民族衣装は、親としてもなかなかのご褒美だったりもします。
戦争と平和を学ぶ展示室
学習要素が高いので、少しお兄ちゃん、お姉ちゃん向けになりますが、「国際平和展示室」も忘れてはいけないポイント。
日本が経験した戦争を軸に、第二次世界大戦、冷戦時代、今なお各地で続く地域紛争、飢餓・貧困問題など、戦争と平和についての思考を深められる展示がされています。
戦後70年以上が経った今だからこそ、子供たちに伝えなくてはいけない展示と言えるでしょう。
今回紹介した常設展示以外にもあーすぷらざには、図書館的な使い方ができる「映像ライブラリー・情報フォーラム」があり、そこでは約2300点のDVDを視聴することができます。
また、各種体験イベント、展示イベントも定期的に開催されており、子供がいるご家庭にはもってこいの施設と言えます。
●施設詳細
あーすぷらざ
神奈川県立地球市民かながわプラザ
所在地：〒247-0007 横浜市栄区小菅ケ谷１?２?１
アクセス：JR根岸線「本郷台」駅 徒歩3分
休館日：施設ごとに異なる
利用時間：施設ごとに異なる
Webサイト：https://www.earthplaza.jp/
■常設展示室（5階）
「こどもファンタジー展示室」
「こどもの国際理解展示室」
「国際平和展示室」
・休館日
月曜日、年末年始
・観覧料
大人：400円
高校生・20歳未満の学生・65歳以上の方：200円
小・中学生：100円
※未就学児は無料
・利用時間
9:00～17:00
■映像ライブラリー・情報フォーラム（2階）
・休館日
月曜日、年末年始
・観覧料
無料
・利用時間
情報フォーラム：9:00～22:00
※土日・休日は9:00～17:00
映像ライブラリー：9:00～17:00
