11月4日、文化の日の振替休日に横浜市立日限山小学校で、すごいイベントが開催されました。
そのイベントのタイトルは「日限山小学校で逃走中-run for dream-」。大人気テレビ番組「逃走中」をオマージュした鬼ごっこで、ハンター役の保護者が、小学生たちを追いかけるというもの。
半端なく盛り上がり、子供たちの笑顔溢れるイベントになったので、ご紹介します。
大人が本気を出したイベント
元祖顔負けの超本格派鬼ごっこ
以前にお伝えした通り、ひぎり地域は今年で50周年を迎えた港南区の閑静な住宅地。そのエリア内にある横浜市立日限山小学校も、今年で45周年を迎えました。
そんなメモリアルなタイミングで、ひぎり連合自治会の皆さんが企画したのが今回の「日限山小学校で逃走中-run for dream-」。
そもそものコンセプトが、子供たちの夢をかなえるイベントをしようということで、地元の小・中学校で「夢をかなえようアンケート」を実施。そこでダントツの人気となったのが『逃走中』でした。当初は、実現性が低いことから別案も検討されていたそうですが、大人たちが頑張って実現にこぎつけたわけです。
ちなみに100人を想定して募集したところ、実際に申し込んだ子供はなんと190人!さらにハンター役の保護者も予定していた50人を見事クリア。想定をはるかに超えるスケールでの開催となりました。
当日は、日限山小学校の校庭にあるサッカーゴールや遊具を飾り付け、逃走中の世界観を再現。大きめの遊具の前を収容所に見立てて、区分けしているあたりは本家の『逃走中』っぽさがあり、最高でした。
大人たちの愛が詰まったディテール
さらに、設定もきちんとあり、ひぎりん(日限山のマスコットキャラクター)が悪の組織により捕らえられ、子供たちがそれを助け出しにいくというもの。ハンターの追跡をかわしながら、ミッションをクリアしていく辺りは、本家を踏襲しています。
会場に流れる放送も『逃走中』 のアナウンス(ナレーション?)風に加工されていて雰囲気たっぷり。
きわめつけは、黒のスーツとサングラスを着用したハンター役の保護者たち(主にお父さん) 。50人もの大人がこの格好で登場すると、子供たちは大興奮でした。
そしていざゲームがはじまると、本家のハンターさながらの猛ダッシュ。非日常な『逃走中』体験に子供たちは本当に楽しそうでした。大人50人対子供190人の鬼ごっこという構図に細部にまでこだわった演出の数々、つくづくいい企画だなぁと思った次第です。
他にも、有志の方々が作った小道具、大道具なども、力作揃いで、大人の本気と子どもたちへの愛が溢れていました。
イベント終了後には、「日限山小学校で逃走中-run for dream-」を記念したオリジナルボールペンが参加賞として配布され、地域の50周年を記念するイベントにふさわしいハッピーエンドとなりました。
ついつい来年も期待したくなりますが、50周年という節目だからこそ実現できたイベントだったのかなとも思います。企画、運営した皆さん、お疲れさまでした。参加した我が家の長男も、めちゃくちゃ楽しかったみたいで、当日は「逃走中」の話題が尽きませんでした。保護者の1人として御礼させて頂きます。
つくづく、いい街に住んだなぁと思っています。