人が作ったものには何らかの意味が込められていたり、役割があるものです。
しかし、その意味や役割が限定的だと、通りがかりの人が見ると「?」な謎のものもあります。
今回、ご紹介するのは、戸塚区吉田町の「吉田町大日谷公園」(舞岡熊之堂交差点の周辺)のすぐ横にある謎の階段です。
とりあえず昇るべし
晴れた日は特別なご褒美が!
複数の大型マンションに囲まれるようにある「吉田町大日谷公園」は、道路向かいにある「吉田町大谷公園」と合わせて近隣住民の憩いの場となっています。
そんな「吉田町大日谷公園」の入口とは明らかに別物として設置されている階段が今回の主役です。
ちなみにこれまで私は、公園の奥手にあるマンション群(プライズ・ヒル)への住民用の近道か何かかと思っていました。しかし、公園から直接マンション群の方に抜ける道もあるので、よくよく考えるとその説は、説得力にかけるなぁと思っていたら、途端に気になりはじめてしまいました。
そこで実際に階段を登って、その先に何があるのか?を確かめてみることに…。
階段を登った先には送電線があったので、そもそもはメンテナンス用の道として作られたのかもしれません。ただ、階段の途中にある踊り場的な広場からは、見ごたえ十分な富士山が!まるで展望台として誂えたかのような眺望でした。
さらに春先なら左手に見える坂道の桜並木が薄ピンク色のラインに見えて実にきれいですし、夜は戸塚の夜景を一望できたりと、知る人ぞ知る展望スポットでした。
コロナ禍で外出がままならない状況が続いていますが、よく晴れた日にここから見られる富士山を見たら、心にもちょっとしたゆとりが生まれるかと思います。