10年以上の歴史を誇る戸塚のキッズ向けイベント『遊山箱スタンプラリー』をご存知でしょうか?
子供たちが遊山箱(ゆさんばこ)と呼ばれる重箱のような箱を持って、商店街を巡りながらスタンプラリーを楽しむというイベントです。
今回は直近に開催される『ひな祭り遊山箱スタンプラリー』の詳細をお伝えしながら、そもそも「遊山箱」って何だ?って部分を掘り下げていきます。
そもそも遊山箱って何だ?
子供の冒険心をくすぐるイベント
そもそも「遊山箱」と言われてもいまいちピンと来ませんが、それもそのはず元々、徳島発祥の文化です。
徳島では三月や五月の節句等に子ども達が山や海、野原へ遊山(ピクニック)をする風習があり、その際のお弁当箱として利用されていました。
(徳島市公式観光サイト Fun!Fun!とくしま より引用)
遊山箱とは何か?と言えば、子供向けの小さな重箱タイプのお弁当箱というのが、正解な訳ですが、戸塚のイベントではそこから派生させて、ピクニック的な要素を表現するために使っています。
初開催は、2010年3月。今年で11年目に入る歴史あるイベントと言えます。スタート時の狙いは、戸塚駅周辺にある個人商店を訪れるきっかけになるようにとのことでしたが、大好評となり、定番化していったそうです。
なぜ徳島の風習が戸塚で行われているのかと言えば、第一回目の企画・プロデュースをした、当時、明治学院大学に通っていた橋本友里さんが徳島出身だったからとのこと。徳島の風習が、戸塚で新たな形で文化として定着しつつあるって、なんか素敵な話です。
お店を回るといいことがある
イベント自体を見ていくと、イベント前日までに遊山箱キットを対象店舗で購入し、当日はその箱をもって受付。あとは、配布されるスタンプラリーマップを見ながら、記載店舗を回っていきます。スタンプを押す以外にも、お店によってちょっとしたプレゼントを用意してくれていることもあるので、子供たちは楽しく回ることができます。
ちなみに遊山箱キットは500円で購入できて、1度買えば、その遊山箱はその後のイベントでも使い続けることができます。つまり、お金がかかるのは最初だけ。2回目からの参加は無料で参加できちゃいます。
また戸塚の遊山箱イベントでは、参加者が思い思いに遊山箱をデコっているのも見所の1つです。
今年の日程は、2月29日(土)。戸塚東口商店会&とつか宿駅前商店会の同時開催となっており、なかなか回りごたえのあるスタンプラリーとなっています。
新型コロナウイルスの影響が少し心配ですが、子供の冒険心を満たしながら、戸塚の町を散策するのも楽しそうです。
イベント詳細
第32回 ひな祭り遊山箱
日程:2月29日(土)
受付時間:10:00~14:00
終了時刻:15:00
受付場所:戸塚モディ2F正面入口または湘南とつかYMCA
ゴール:戸塚モディ2F正面入口
特典:ゴールシール記念版
※全店制覇しなくてもOK
※全店制覇の場合は記念のカードを贈呈遊山箱販売店舗
・リトルギャング カフェ
・美容室 ぷれじ~る
・のぼる邦楽器店
・ぷちらぱん
※遊山箱販売価格:500円/イベント当日の販売は行わないので要注意主催:
戸塚東口商店会
http://e-totsuka.info
とつか宿駅前商店会
http://totsukajuku-es.com/遊山箱スタンプラリーfacebook
https://www.facebook.com/yusanbakototsuka/