環二沿いの永野幼稚園と永谷天満宮の中間くらいにある駄菓子屋さんの「おちあい」がこの度、閉店となりました。
地元の子供たちの社交場であり、買い物を学べる場所である駄菓子屋さんが無くなるのは、いろいろな事情があるんだと思いますが、さみしい限りです。
愛された子供の社交場
閉店危機を乗り越えて約7年
どんなお店だったかというと、昭和の頃なら町の至るところにあったような昔ながらの駄菓子屋さん。
アラフォーの筆者も、この街に引っ越してきた2012年頃に「おちあい」を見つけた時には、思わず入店して駄菓子の大人買いをしたものです。
店内にズラリと並んだ駄菓子のラインナップは、自分が子供の頃に親しんだお菓子ばかり。モロッコヨーグルトがあったり、蒲焼きさん太郎があったり、フルーツ餅、マンボ(チューブ状のビニールに入った甘めのラムネみたいなやつ)、ビンラムネ(モナカ風の食べられる容器の中に粉状のラムネが入ったやち)など、実にいい感じでした。
それからしばらくすると、お店が閉まっている時期が増えました。近所の人に話では、2013年にお店を切り盛りしていたおじいさんが亡くなり、しばらくお店を閉めていたそうです。しかし、ご近所の人たちやお客さんたちからの続けて欲しいという声を受け、家族の人が引き継ぐことになります。
そんな事情もあってか、子供たちが利用しやすい時間に絞って、無理のない形での営業が続いてきました。
今回の閉店に至った事情は分かりませんが、張り出された閉店を知らせる紙の文面を見る限り、完全な閉店なのかもしれません。2013年の閉店危機から、約7年も続けてきてくれたことに、いちファンとして感謝しかありません。
ただ、今ではすっかり珍しくなった昭和スタイルの駄菓子屋さんがこの町から無くなるのはやはりさみしいですね。